PET-BOTTLE POWDERCOATING 粉体塗装が身近になりました!

粉体塗装(パウダーコーティング)が身近になりました!

粉体塗料はその名の通り粉状の塗料です。有機溶剤を使用しないため地球にやさしいこと、架橋構造で高分子結合となるため耐候性に優れ、丈夫な塗膜が得られるなど、大変メリットのある金属に対しての焼き付け塗装方法です。
粉体塗装(パウダーコーティング)は、元来大量生産向きの塗装方法で、一般的には設備の整った塗装専業工場での塗装方法です。粉体塗装ブース、静電粉体ガンユニット、焼き付け乾燥炉(オーブン)、搬送装置(コンベア)など専用の塗装設備と、それに合わせた大量ロットの粉体塗料で成り立っています。
しかし、時代のニーズは徐々に多色小ロット製品が求められ、粉体塗料の小ロット製造が熱望されるようになってきました。

動画内では「コナールショットキット」は、2021年3月で販売を終了し、チョコナが同梱しないよりリーズナブルな「コナールショットLTD」に統合されています。また2021年11月に「コナールショットLTD」は「コナールショットLTD 2 (CS-2)」にマイナーチェンジいたしました!

小ロット調色製造 オンデマンド粉体塗料 「コナール」

コナール出荷small

私達は1箱15kg(現在5kg!)からの調色製造粉体塗料『Conall(コナー
ル)』により、業界で初めて粉体塗料の小ロット供給を実現しました。
今では塗料業界ではなくてはならない粉体塗料として、自動車部品、
建築建材、什器、道路資材、鋼製家具、雑貨など多くの工業製品にご
利用頂いています。
環境に優しい粉体塗料。その普及を増進させるためにはさらに少量で
かつすぐに入手可能なことが、粉体塗装の普及に必要な条件であると
私たちは考えました。より多くの人に粉体塗装を知っていただき、そ
して利用していただきたい!と思い「チョコナ」と「コナールショッ
ト」を誕生させました。
「より多くの人に、より多くのものに。」

 

「コナール」と「チョコナ」の違い

チョコナsmall

「コナール」と「チョコナ」は中身は同じ粉体塗料で、製造場所も製
造方法も全く同じです。違うのはご提供方法です。
「コナール」はご指定色を1ケース(5kg)から製造可能なオーダーメイ
ド粉体塗料です(納期は2週間〜3週間)。
「チョコナ」は「チョコナ100カラーカード(+アルファ)」から選
べるレディーメイドの常備在庫粉体塗料です(納期2〜3営業日)。業界
でも画期的なペットボトル入りで誰でもお手軽に入手可能です。
「チョコナ」に無い色やご指定色は5kgからのオーダーメイド「コナ
ール」により対応可能です。
コナールについて詳しくはコナールWEBサイトへ

 

スマートパウダーガン「コナールショット」好評発売中!!

◆コナールショット

「コナールショット」は粉体塗料を塗装するための塗装ガンです。
トリボ(摩擦帯電)方式を採用しているため電源不要で、エア(圧縮空気)と粉体塗料「チョコナ」をセットすれば
塗装することができます。(※下記「使い方」をご参照ください)
当社も工業塗装業界内では各メーカーの粉体塗装機を取り扱っております(80万〜120万円)。量産工場のプロの現場では、ラインスピードに対応するために毎分200〜300gほどの粉体塗料吐出量が必要です。「コナールショット」は、吐出量が毎分50gほどと少な目の設計ですが、1点毎の塗装では十分かつ最適な吐出量です(大物の量産には向きません)。また高電圧発生装置が不要なシンプルな構造の摩擦(トリボ)帯電方式を採用しています。トリボ帯電方式は、無駄な静電気がかからないため、肌が平滑で美しい仕上がりになり、また、細かい部分への入り込み性が良い、というメリットもあります。粉体塗料も直付けのペットボトルからダイレクト供給のため特別な供給装置が不要です。余った粉体塗料はそのままペットボトルで保管できます。リーズナブルでお手軽な粉体塗装ガンです。
こんなガンでちゃんと塗れるのか?と思うかもしれませんが、金属家具・建具、自転車のフレーム、車やオートバイの部品、店舗什器、インテリア、エクステリアなどあらゆる金属製品への高品質粉体塗装が十分に可能です(塗装なのでもちろん製品によっては多少の腕や工夫が必要です)。実際にコナールショットガンだけで製品塗装を行っているメーカーさんも多くいらっしゃいます。塗装事例を少しずつSNSにアップしていますのでぜひチェックしてみてください。
メンテナンス性にも考慮しました。色替え時の清掃が楽に行えるように工具は一切不要で分解組立出来るように設計しました。シンプルな構造で美しいアルミ削り出しパーツを使ったコナールショットガン。もちろん日本で企画製造しています。
当社粉体塗料製造工場でも試験用見本板の作成に10丁ほどのコナールショットが日々活躍しています。
「Conallshot粉体塗装ガン」自信を持ってお勧めいたします!
ぜひパウダーコーティングにチャレンジしてみませんか!
 

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こんな方に

★粉体塗装をはじめてみたい。
★少量で塗装をしたい。
★車やバイク、自転車の部品などを塗装したい。
★取手や金具などDIYで好みの色にしたい。
★丈夫な塗装がしたい。
★塗装で新しいマーケットを広げたい。
★まずは粉体塗装の試作をしたい。
★自社内で粉体塗装を始めたい。

塗装できるもの

鉄、アルミ、ステンレス、マグネシウムなどの金属部品。
( = 電気を通し、焼付けの熱に耐えるもの)

使い方

※必ず作業する部屋の換気(排気)を行なってください。

1.コナールショット接続

 ①建屋など接地できる場所に「コナールショット」のアース線クリップを接続します。
 ②コナールショットに「チョコナ」粉体塗料をセットします。
 ③エアを接続します(圧縮空気は別途ご用意ください)。

2.塗装

 ①粉体塗料が飛散しないように、集塵ブースなどを別途用意します。
 ②塗装物を吊り下げるフックから建屋にアースをとります(付属の両端クリップ付きワークアースケーブル)。
 ③塗装物を吊り下げます(フックを通じて塗装物にアースがとれている状態)。
 ④エアの圧力を0.1〜0.2MPaに設定し、ガンの流量調整ノブで粉体塗料の吐出量を調整します。
 ⑤塗装物から10~30cm離して「コナールショット」でまんべんなく塗装します。
  通常の液体塗装の感覚に比べてより多く粉を積層していく感じです。

3.焼付

 ①あらかじめオーブンの温度を190~220℃に予熱しておきます。
 ②粉体塗料を塗布した塗装物を吊り下げているフックを掴んで慎重にオーブンに移します。
 ③焼付時間は塗装物素材の温度が180℃に達してから20分間です(=オーブンの設定温度は通常190℃〜220℃くら
  いの設定になります)。※素材の種類や板厚によって設定温度は変わります。
 ④所定の焼付け時間が経過したらオーブンから取り出し冷まします(火傷に注意)。
  冷めてしまえば、すぐに組み付けや取り扱い、梱包、発送も可能です。
 
 
※粉体塗装を完成させるためには、コナールショットの他に以下の機材をご用意ください。
・圧縮空気(コンプレッサエア):
 コナールショットの設定エア圧力&エア消費量は、他のエアツールと比較すると非常に少ないです。
 モーター出力0.2kW以上(1/4馬力)以上(大きい程余裕のある運転が可能です)
 吐出空気量10L/分以上(エアレギュレータ設定圧力0.2MPa時)
 タンク容量2L以上(大きい程余力があり連続的な塗布が可能になります)
 エアレギュレータ付(コナールショットでは塗装時0.2MPa以下に調整が必要です)
 オイルフリー式を推奨(スプレーエアにオイルが混じらずクリーンです)
 ※コナールショット塗装時のエアレギュレータ設定圧力は0.1〜0.2MPa程度です。
 ※同時に他のエアツール(エアブロー、エアラチェット、インパクトレンチ等)を使用する場合はそのツールの仕様条件等を
 ご考慮ください。
・集塵ブース:オーバースプレーした粉体塗料を集塵するための箱状のもの。
・焼付け用オーブン(乾燥炉、恒温器):設定温度最大220℃ 強制対流式を推奨
 
その他に必要なもの
・品物を吊り下げるためのS字フックや針金(通電するもの)
・脱脂剤(IPAイソプロピルアルコールやパーツクリーナーなど)&ウエス
・ミトン(焼付け後の製品取り出し)
・塗装後の製品や焼付け後の製品を吊り下げておく場所(細い金属製の棒やラックなど)

 
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「コナールショットLTD 2 (CS-2)」好評販売中!

ガン+空のペットボトル4本のセット

・コナールショット粉体塗装ガンに、空のペットボトル4本が付属した

 セットです。
・圧縮エアーとアース線を接続し、ペットボトル入り粉体塗料「チョコ

 ナ」をセットすれば、すぐに静電粉体塗装が可能です。
・塗布時にペットボトル内部へエアーが流入するため、粉体塗料が攪拌

 されることで脈動なく連続して吐出されます。
・ペットボトル内の粉体塗料は無駄なく最後まで使用可能です。
・塗料ホースを使用せずペットボトルからのダイレクト供給のため、接
 続の煩わしさやホースの管理が不要です。
・工具無しで分解組立ができる設計となっており、色替え時の清掃が素
 早く行えます。
・企画設計全て当社(株)三王のオリジナル製品です。組立、検査も当社内で行なっています。
・前半分の塗料セクションは、アルミ削り出しにこだわり美しい仕上がりになっています(日本国内製造)。
・空のペットボトルは、粉体塗料を小分けにしたり、カートン(箱)入りの当社コナールなど他の摩擦帯電対応の粉体塗料を使
 用する際などに自由に移して塗装することができます。移し替え時は漏斗(じょうご、ロート)などをご使用ください。
・量産塗装工場でも、小物塗装や見本板作成時などに、量産用のガンを準備することなくお手軽に塗装作業が行えるため大変
 便利に活用いただいています。

 

※コナールショットLTD 2には、粉体塗料は付属していません。別途チョコナ粉体塗料など摩擦帯電対応の粉体塗料をご用意く
 ださい。
※6種類の粉体塗料がセットされた「コナールショットキット」(・スターター・キット、インダストリアル・キット、カスタ
 ム・キット)は、自由に選べる粉体塗料チョコナの1本販売開始に合わせて販売を終了し、「コナールショットLTD 2」に集
 約されました。1本購入が可能となったチョコナの活用により、これまで以上に自由なチョイスで粉体塗装の選択肢を広げ
 ていただけますと幸いです!(2021.2.28)
※コナールショット本体は2021.11.1より2代目となりました。基本性能は変わらず、軽量化、エアー流量バルブの位置変更等
 のほか、各組み付けネジ部のネジ山数&ネジピッチの見直しにより分解組立時の効率がアップしました。また、よりお手軽
 にスタートできる様、新たにワーク(塗装物)を接地する両端クリップ付きのアースケーブル(ワークアース)を付属しました。
 一部の部品を除き旧モデルとの部品の互換性はありません。

 

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